国際奉仕 (International Service) とは

国際奉仕 (International Service) とは

国際奉仕(International Service) とは

奉仕の第四部門である国際奉仕は、書物などを読むことや通信を通じて、さらには、他国の人々を助けることを目的としたクラブのあらゆる活動やプロジェクトに協力することを通じて、他国の人々とその文化や慣習、功績、願い、問題に対する認識を培うことによって、国際理解、親善、平和を推進するために会員が行う活動から成るものです。

ポリオ・プラスへの貢献から青少年交換性の留学国での異文化適応の支援まで、様々な活動がこれに当てはまります。

国際奉仕は概念上次のような四つの一般的分野に分類できます。

・世界社会奉仕プログラム

・国際レベルの教育および文化交流活動

・特別月間と催

・国際的な会合し

(ロータリー章典8.050.2)

個々のロータリアンとロータリー・クラブの責務については、最新手続要覧の「国際奉仕」に従い、ロータリー・クラブが存在する国家間の関係が緊迫している場合には、悪意や誤解を増すことがないように関係するすべてのクラブは、細心の注意を払わなければなりません。

また、ロータリーの世界中の会員はさまざまな政治的見解を持つ個人であるため国際ロータリーは、政治的主題に関していかなる行動あるいは意見の表明も行いません。

ただし、いかなる国または地域においてもロータリーの健全な発展のためには、言論の自由と結社の自由が不可欠です。

(ロータリー章典26.040)

国際プロジェクト

1.災害救援および復興

ロータリアンにはこれまで災害による被災者の取り組んできた長い歴史があります。地元のクラブと地区の協力の下ロータリアンは、救援基金に寄付を行い、当座のニーズに応える緊急物資を送るほか長期的な災害復興においても継続して援助を提供します。

2.ロータリー友情交換(RFE)

友情交換とは、ロータリアンやその家族のための国際交換プログラムでそれを通じ参加者が海外のロータリアンの家族に滞在することで異文化を経験する機会を提供するものです。

3.世界ネットワーク活動グループ

世界ネットワーク活動グループは、共通の関心事項を中心として集まった世界各国からのロータリアンによるグループです。

・世界ネットワーク活動グループでは、何千ものロータリアンと親睦と友好を深め合うことができます。

・同じ趣味、関心、職業を持つ大勢のロータリアンとの出会いの機会があります。

・特定分野の奉仕活動に専念する世界中のロータリアンと協力し合うことができます。

世界ネットワーク活動グループには、「ロータリー親睦活動グループ」と「ロータリアン行動グループ」の2種類があります。

ロータリー親睦活動グループ(RF)

ロータリー親睦活動グループは、国際親睦、親善、奉仕を推進する手段としてレクレーション活動や職業上の関心事項をはじめ保健医療の問題、特定の人道的プロジェクトにいたるまでさまざまな関心分野に及んでいます。

ロータリアン行動グループ

ロータリアン行動グループは、「ロータリーの綱領」を推進する実地参加型の国際的な奉仕プロジェクトを実施している。特定の分野の奉仕活動に関する専門知識を持った熱意あるロータリアンとその配偶者ならびにローターアクターによって結成されたグループです。

4.世界奉仕プロジェクト

世界社会奉仕(WCS)は、国際ロータリーが設ける常設プログラムの一つです。このプログラムは、クラブや地区が地元社会や海外の地域社会において親睦や親善を培いながら奉仕の目標を達成するのを助けるものです。

2カ国以上の国のロータリー・クラブが共同して社会奉仕を計画することから始まります。WCSは、プロジェクトのために海外からの援助を必要としているロータリー・クラブが資金や物資面であるいは技術面や専門的分野において援助を提供してくれる他国のロータリー・クラブにプロジェクトのニーズを呼びかける機会となります。

海外でのプロジェクトを支援したいと考えているクラブは、WCSを通じてプロジェクトあるいはマッチング・グラントの共同提唱者を探すことができます。

WCSプロジェクトの基準とは、

・人道的プロジェクトであること

・2カ国以上の国のロータリアンが関与すること

・参加国の1カ国がプロジェクト実施地であること

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