米山奨学生「袁荊(エン・ケイ)」さんのご紹介
当クラブが世話クラブとして2020年4月から2022年3月迄の2年間お世話させて頂きます、袁荊さんをご紹介いたします。
皆さん、初めまして、私は中国から来た袁荊(エンケイ)と申します。現在、九州歯科大学歯学部歯学科5年生です。
私は幼い頃から人の役に立つ仕事をしたいと思っていました。手先がとても器用で、周りの人に将来歯医者になってみませんかと勧められました。そのため、歯学部に入学することを決め、本格的に歯科の専門知識を勉強し始めました。
現在の日本は、超高齢社会に突入しており、要介護状態のために自ら歯科診療所に赴くことができない高齢者が増加しています。そのため、卒業後には在宅医療、高齢者障害者医療に特化した研究を行いたいと考えています。
5年生になってからは、臨床実習を中心に勉強しており、臨床実習では先生の指導の元に患者さんを診たり、手術室に入り簡単な補助を行ったりしています。どきどき緊張しますが、患者さんのために毎日コツコツと努力をしています。
週末には先輩が紹介してくださった歯科クリニックで歯科助手のアルバイトをしています。学校で習った知識と技術を生かし、自分の力でより多くの人を助けることによって、歯科医師という仕事のやり甲斐を実感しています。
今年の4月からは、米山奨学生となり、とても光栄に思います。これからの2年間は、私の留学生活の中で一番充実した時間になると期待しています。コロナウイルス感染拡大の防止のために、ロータリーの行事や毎月の例会などロータリーへの参加は限定されていますが、これからも日本の文化を体験し、日本の人たちの考えや生活習慣を理解することが出来ればと思っています。
私は、ロータリーや日本のみなさんからの恩恵を一生忘れず、感謝の気持ちを持って、社会に恩返しをしながら中国と日本の友好親善のお役に立ちたいと思っています。
卒業後も引き続き、ロータリーの一員としての自覚を持ち、ロータリーのメンバーとしてふさわしい行動を取るように努力をしていきたいと思っています。また、世界を美しく、皆を幸せにすることを目指し、自分の力を発揮し続けたいと考えています。
(米山奨学生カウンセラー:波田)