2020-21年度 RI会長メッセージ 

2020-21年度 RI会長メッセージ 

2020-21年度国際ロータリー会長 ボルガー・クナーク
Herzogtum Lauenburg-Molln ロータリークラブ所属 ドイツ

ロータリーとは、クラブに入会するというだけでなく、「無限の機会への招待」であると考えています。奉仕プロジェクトを通じて、会員自身や受益者の人生をより豊かにするための道を開くのがロータリーであります。

奉仕の行いは、その大小にかかわらず、助けを必要とする人たちのために機会を生みだすものであると信じています。ロータリーはリーダーシップの機会、奉仕のアイデアを実行に移すために世界を旅する機会、そして生涯続く友情の絆を築く機会を与えてくれる。私たちのあらゆる活動が、どこかで誰かのために機会の扉を開いています。

ロータリーの発展のために変革を受け入れるように会員に強く促します。会員数を増やすために数字にこだわるのではなく、持続可能かつ有機的なかたちで成長できる方法を考え、現会員を維持し、クラブにふさわしい新会員を募ることにクラブが注力すべきです。新会員を、会員数を増やす人員であるかのように考え、やがて忘れてしまうというのはやめる必要があります。どの新会員も、私たちを少しだけ変えてくれます。新しい視野と経験をもたらせてくれます。このような絶え間ない変化を受け入れる必要があります。新会員から学ぶことで、私たちはより強くなります。

ロータリーの行動計画はクラブの進化を導く羅針盤であり、全クラブが少なくとも年1回、戦略計画会議を開いてください。この会議で、5年後にどのようなクラブになりたいかを自問し、クラブが会員により多くの価値をもたらす方法を考えるべきです。リーダー職にもっと多くの女性が就くこと、クラブの結成と運営にローターアクターが不可欠な役割を果たすこと、ロータリー会員であることの意味を考え直すこと、若い人たちに新クラブの設計者になってもらうことなどをぜひ勧めたいと思います。

新しいアプローチに心を開かなくてはなりません。若い人たちのためにユニークな新クラブをつくることは、解決策の一部にすぎない。自分たちに一番合うロータリーの体験はどのようなものかを、ローターアクターたち自らに決めてもらおうではありませんか。新クラブの設計者は、若い人たちであるべきです。

時間は私たちのためにスローダウンしてくれません。私達は急速な変化に負けません。この機会をとらえてロータリーを成長させ、より強く、適応力を高め、中核的価値観により添ったロータリーとなるのです。

 

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